2011年8月17日(Wed) 黄金の月

近頃、電動自転車で健康的な生活を送っていたせいで、わが愛車ロードスターに乗る機会が極端に少なかった。先の震災を受けて、この有事の際に“贅沢は敵だ!”として、極端な耐乏生活をしていたのもあって、屋根の開く様なミーハーな車に乗っている事に罪悪感もあった。それで最近、この車の売却を考えて回りの人に相談したことがある。

何人かに相談したが、面白い事に女性は皆“売った方が良い。”というし、男性は皆“置いておいた方が良い。”と言う。

女性の実利を取る現実的な視点と、男性の子供のような夢を追う考え方との違いが如実に出た感じだ。

満月の夜中に目が覚めたので、オープンにして1時間程のドライブに出かけた。

妻を誘ったが、“一人で行って下さい!”と冷たい返事。確かに子供を置いては出かけられないよなー。

ロードスターは勤務医時代に乗っていた思い入れの深い車です。母親には、“またあの屋根の開く車かいな。あんたはあんなんが好きやな。”とあきれられますが、我が兄は“お前のあの車に対する思い入れは誰にもわからんだろう。特に女にはわからん!手放すともう2度と買う事は無い車だから、できるだけ持っておけ。”と言います。

“本当にそうだなー。”と思います。

黄金の月

上を向けば金色の満月

ミッションの操作とクラッチミートの感覚を楽しみながらのミッドナイトクルージングです。 大好きなスムースジャズを聞きながら、若かった頃にタイムスリップできる瞬間です。 オープンにして走るのに一番良いのは、真夏の夜の海岸線ですが、残念ながらここは三田。神戸はちょっと遠いので、潮の匂いはガマン、ガマン。 それでも、贅沢な、贅沢な、ひと時です。

黄金の月

一発で始動!

マツダの沼沢さんに売却の相談をした後、家族の猛反対を受けて我が家にとどまる事になったロードスター。 まだ地球上にガソリンもあるし、普段自転車でエコしているから、たまには贅沢を許してもらおう。 わが愛車、“ずっと出番を待ってましたよ。バッテリーも上げずに頑張ってました!!”と言わんばかりに一発始動です。