2011年4月14日(Thu) 質の低い情報からの被爆が減るとストレスも減る

今年に入ってから読んだ本の中で、曽野綾子先生の“日本人が知らない世界の歩き方”と、小池龍之介氏の“考えない練習”が強く印象に残っています。お勧めしておきますね。

我が日本を地震・津波・原発の災害が前触れもなく襲って来ました。考えてみると、原子力発電所を人口の少ない場所に建設するのは、暗に“何か起こった時には原子爆弾と同じですよ”と言っているのと同じですね。原発は安全だと聞いて“そうですか”と信じるのは思考回路が停止している証拠かもしれません。前述の曽野先生の本を読むと、インフラや安全が常に保証されていると考える事自体が異常である事に気付きます。

北極のオゾンホールも過去最大になっているそうで、小さな子供三人を持つ父親の身としては、地球環境が一日でも長く、人間が生存できるレベルであって欲しいと願うばかりです。最近の日本人が送っている贅沢な生活が異常なほどエネルギーを消費している事は明白です。地球環境への負荷は多大で、破綻すれば今回のように放射能をまき散らし、人も住めないような状況になります。そしてそれは前触れもなく突然やってきました。恐ろしい事です。

日本ではにわかに節電ブームが起こっています。ある雑誌の広告に、テレビを消せば原発一基分の節電ができますと書いてありました。私の妻は賢明で、我が家では10年以上前にテレビを捨てていますし、結婚以来、自宅では夏にクーラー(エアコン)を使う事はありません。ずっと扇風機だけで我慢しています。冬もたくさん着こんで暖房を最低限に抑えますし、電気もこまめに消しますね。テレビが無くても何も困る事はありませんし、むしろ程度の低いマスコミのフィルターを通した情報に洗脳されないので、冷静・中立に物事を捉えることができると思っています。今回の震災を受けてのある友人の異常な“はしゃぎ方”を見ていると、かなりテレビに洗脳されているなと感じます。10年20年と息の長い支援が必要だと思うのですが、彼の興奮が10年後もさめずに続いていることを願うばかりです。

また、今日から、前述の小池氏の本の影響を受けて、ほぼ5年間毎日自宅から診療所にモバイルしていたパソコンを自宅に置いたままにしてみることにしました。昼間はメールのチェックができないことになりましたが、これもほとんど問題はなく、逆に時間と心にどれだけ多くの余裕ができたかは、自分でもびっくりするほどです。情報を捨てるとストレスも減ることを身を持って感じました。

皆さんもテレビを消して(捨てて)、精神とエネルギーの浪費をストップしてみてはいかがですか?静かな夜と家族との会話の時間・安らかな心が手に入りますよ。

おっと、インターネットもほどほどにね。こんなブログ読んでちゃダメですよ。(ウソ。いつもご愛読頂き感謝しています。本当にありがとう。)

質の低い情報からの被爆が減るとストレスも減る