2005年12月18日(Sun) 笑気ガスを使うか否か。

三歳児検診がご縁で英保歯科に来てくださるようになった、小さな患者様。一度虫歯の治療をしたのですが、その時の“ガー”が嫌だったようで、それからなかなか治療ができません。子供好きの英保歯科の衛生士たちの努力で治療の椅子に座ってハブラシとかはできるようになりました。笑気ガスというのがありまして、それを使って子供達を寝かせてしまって治療をする方法があります。危険性は皆無に近いと言えますが、寝かせてしまうガスですので、全くノーリスクと言う訳ではありません。私の母校の岡山大学では基本的にその様な(強制的な)手段で治療を行わないように教育を受けました。この子のお母様とも相談したのですが、やはりもう少し慣れてもらう努力を続けるようにしてみようということになりました。時代の変化に対応してゆくという意味では、今後どのような子供達が増えてゆくのか経過を見ながら、笑気ガスの導入も検討するようになるかとも思いますが、少なくとも今までは使わずにやってきました。私自身も答えが出せてはおりませんが、皆さんはどうお考えですか。英保裕和