2011年12月19日(Mon) お布施とは

父親が急死してはや2年が経ちました。昨日が丁度その日に当たり、三回忌(2年目が三回忌になるそうです。)の法事がとり行われました。

兄弟や親族が集まって父親の思い出話をする事が、彼を忘れず、また供養にもなると思い皆でワイワイと父親の話をして楽しい(法事で楽しいと言うのは不謹慎かも知れませんが・・・。)一日を過ごしました。

法事は30分で終わりましたのであっという間でした。それはいいのですが、法事の前日にレクサスに乗っているお坊さんから電話がかかってきて、“お布施を○万円して下さい。”と言われたと母親が嘆いていました。母は父親が亡くなってから貯金を切り崩して生活しているのですが、それでも頑張って用意していたお布施に更に○万円追加してお渡ししたそうです。お布施はできる限りのお礼の気持ちをお渡しするもので、金額を決めて請求される物ではないと思っていましたので、正直ビックリしました。

結婚すると、妻は通常主人の宗教に入るようになると思うのですが、今回の事に関して我が妻は“お坊さんでも色んな方がおられるんですね・・・。”と言ってあきれていました。私は恥ずかしくて、穴があったら入りたい気持ちでした。私は昔から夫婦であっても宗教は個人の自由だと思っています。今回の事を受けて彼女が私の実家の宗教に敬意を持って入信してくれる可能性は低くなったと思っています。

最近キリスト教や仏教関係の素晴らしい方に出会っていただけに、今回の出来事は私にとってとても残念な出来事でした。

お布施とは

父のために祈る

お経を唱える気にならず、ただ、心の中で父親の事を祈り続けました。