2011年9月1日(Thu) 熱烈歓迎!
私のもとに一通の英文のメールが届いた。いつものジャンクメールとは少し雰囲気が違う。
台湾の歯科医師からのメールで、内容は私が特許を持っている歯科治療器具(ZOO)を台湾でも手に入れたいとの事であった。
双方の国の、とある企業の方のお力を借りて、何回かやりとりをし、どうにか、実際に台湾にZOOを輸出する運びになった。
力を貸してくれた企業の若き社長、信吾さんがメールをくれ、“来週に台湾に出張しますので、その時にZOOを台湾の歯科医師の先生方にお渡ししてきます。”とのこと。
ZOOは優れた器具だが、使い方にコツがあってその説明を受けた方が圧倒的に便利に使える。親日台湾の先生方に、私自ら正しいZOOの使い方をお伝えしたい。是非、そうしたい。これは二度とない機会かも知れない。
私はいてもたってもいられなくなって、“松本さん(英保歯科のヘッドスタッフ)、来週3日休んで海外に行ってきてええかな?”と尋ねた。
“へェ?先生何言ってはりまんの?急に来週3日も休むなんて言われても、無理に決まってまんがな。”(若い彼女は、実際にはこの様には言わなかったが、気持ちとしてはほとんどこれに近い様子であった。)
私は聞こえないふりをして、“えーっと、JALのマイルが貯まっているから、サーチャージだけ払えば行けそうやな。さっそく予約しとかな席が無くなったら困るからな。”とさっさと飛行機の予約を済ませてしまった。
松本さんはあきれながらも患者さんにキャンセルの電話をしてくれた。
という訳で、“台湾歯科事情視察、3日の旅”は幕を開けるのであった。