2011年2月3日(Thu) 原点に帰って
20歳の頃、(正確には大学に入ってすぐだったから、18歳の頃か。)私の遠い親戚にあたる大阪歯科大学の講師の先生(現・歯科東洋医学会会長)から、ある宗教のお話を聞きました。当時兄はその先生に東洋医学を教えてもらっており、師弟関係にありました。その関係で私も、私の両親もその宗教のミサのようなものに参加しました。先生は「人間は徳を積むと生まれ変わらずに天国に行ける。罪が深いとまた人間に生まれ変わってしまう。もっと罪深いと牛や馬や豚に、更に罪深いと鳥や魚やカエルに生まれ変わってしまう。」といった内容から菜食主義の意味を説かれて、若かった私は、参加している他の多くの若い歯科医師の先生方や兄と同様に、真剣に耳を傾け強い影響を受けました。それ以来、牛、豚、鳥はほぼ完全に食べないようにし、途中3年ほどは魚類も断って厳格なベジタリアン(いわゆるVegan)として頑張りましたが、諸般の事情で、現在は、魚類は最小限口にするようにしています。その当時、多くの兄の友人も私と同様にベジタリアンになりましたが、結婚を機に肉類を食べざるを得なくなり、残るは私だけになっています。私が今もベジタリアンを続けられているのは私の妻の理解と寛容と優しさの賜物であって、彼女には本当に感謝しています。
この30年のうち数年ほど完全に禁酒した時期もありました。しかし、大人の男性社会では付き合いもあり、もともと酒好きということもあって最近はお酒の量が増えていました。
昨年秋に一泊のキリスト教の講習会に参加した時、夜にアルコールが用意されていたので缶ビールを飲んでいると周りの多くの同世代の参加者はノンアルコール飲料を飲んでいました。聞けば皆さん以前は浴びるほど飲んでいたとのことですが、最近お酒をやめたということでした。私は急に恥ずかしくなって、その缶ビールを最後に、それ以来アルコールをやめてみる事にしました。
もう一度20歳の頃の気持ちになって食事と生活を正し、精神と体を浄化してみようと思います。
その効果は順調に表れているように感じています。また報告しますね。