2009年3月22日(Sun) AAFP
第2の目的はThe American Academy of Fixed Prosthodontics (AAFP) に参加する事である.AAFPはChicago Marriott Hotel において開催された.メインタイトルは“Failures: The Road Less Travelled”.演者にはC. Goodacre, Syngcuk Kim, G. Christensenなどが名を連ね,様々な治療の長期経過に科学的に目を向け将来起こり得る失敗を回避して成功への近道を探るという見地から講演が行われた.AAFPでは補綴関連の企業展示も行われAMD会長のDr. Assad Moraは彼が開発したMoraVisionを展示していた.MoraVisionはモニターに映し出された術野の3D画像を3D眼鏡を通して3次元的にとらえる新しいマイクロスコープシステムで,接眼レンズを覗く事から完全に解放される. 岩田先生はこの時,本年6月に開催される日本顎咬合学会にDr. Mora を招聘する事を決定されたようで,日本でもこのMoraVisionを体験することができるだろう.

学会のハシゴです。
こちらはは主目的のAARDです。ドレークホテルの歴史あるボールルームには最新鋭のAV機器が設置され,プログラムもup-to-dateで,非常に厳選された内容であでした。講演中は撮影禁止なので,写真は最初だけです。

こちらはAAFP
マリオットホテルで開催されているこちらの学会も駆け足で参加してきました。会場もドレークに比べるとモダンです。こちらのイメージカラーは赤?ANAとJALみたいかな。<br><br><br><br>

MoraVision を体験
患者さんの歯や歯肉を3D画像で立体的に捕えながら治療をするシステムを体験してきました。日本にはまだ1台も入っていないと思います。導入するか否か,もう少し実用性の検討をしてゆきたいと思っています。

AARD会長招宴での挨拶
学会終了後は会長招宴が開催されます。レセプション会場に入るまでに挨拶の列があって,出遅れると,1時間半とかかかります。ここではカジュアルではない米国流の社交スキルや英語力が必要です。とても良い経験となりました.

運命的な出会い
写真の右の谷口さんはLAで20年仕事をされている技工師さんです。今回初めてお会いしたのですが,何と私の故郷の山崎町出身だそうです。お互い2kmと離れていない所で生まれ育った人間がシカゴで出会うなんて考えられますか?全身に鳥肌が立って“縁”を感じました。左は重村宏先生(JPDL代表)で,日本では超有名な技工師さんです。

NY開業の木村先生です
御両親が日本人なので日本語が堪能ですが、彼は米国籍の歯科医師です。私たち日本人を見つけると笑顔で話しかけてくれます。いつかNYの彼のオフィスに彼を訪ねて行きたいと思っています。